歯が痛むのは、歯そのものに原因があるのではないことがあります。
その1つが副鼻腔炎です。
副鼻腔炎は副鼻腔という上顎と頬、鼻の間にある空洞が炎症を起こす症状であり、蓄膿症という名でも知られています。
人によっては、上顎の奥歯の根が副鼻腔に入り込んでいることがあり、これが副鼻腔炎によって刺激を受けると、上顎の奥歯の痛みとして感じてしまうのです。
副鼻腔炎はズキズキとした痛みを伴うため、早急に治療する必要があります。
ただし、この時に問題となるが、どの診療科に行けばよいのかということです。
歯に痛みを感じたのであれば歯科に行くことになりますが、副鼻腔炎は耳鼻科の領域となるためです。
ひとまず、歯が痛いというのであれば歯科に行き、歯に問題が無いようであれば耳鼻科に行くというのが無難なところですが、これらが併設された病院に行くのがより効率的であると言えるでしょう。