人間はものを食べると唾液が出ます。
唾液にはアミラーゼと呼ばれる消化分解酵素が含まれていて、デンプンを含む食べ物をブドウ糖に分解する働きがありますが、他にも殺菌・抗菌作用もあります。
唾液のタイプには、サラサラしたものとネバネバしたもの2種類があり、どちらが分泌されるかは、自律神経の働きよって決まります。
副交感神経が働きリラックスしている時は、サラサラタイプが分泌され、その分泌量も多く口の中の口臭の原因となる細菌が殺菌されます。
一方、緊張状態になって交感神経優位の状態になると、ネバネバタイプが分泌され、分泌量も少なくなってしまいます。
その結果、口の中の滅菌作用が弱まり口臭が発生する原因になってしまいます。
したがって、緊張しやすいタイプの人は飴をなめるなどして、唾液が出やすい環境にする工夫が必要です。