現在40歳以上の人の半数以上が歯周病だと言われています。
これまで歯周病は口の中だけの病気だと思われてきましたが、最近この病気が全身に恐ろしい影響を与える病気だとわかってきました。
たとえば糖尿病や動脈硬化による心臓病や脳梗塞、誤嚥性肺炎、早産、またアルツハイマー病もその一つです。
その他にも多くの病気を引き起こしたり、悪化させることも知られています。
それは歯周病の原因である歯周病菌が血管の中に入り込み、血液の流れにのって全身を巡ることによって引き起こされるからです。
実際糖尿病の患者さんの歯周病を治療したところ、糖尿病が改善してという報告があります。
ですからこの病気は歯だけの疾患だと考えず、しっかり治療していくことが大切です。