心筋梗塞や狭心症が原因で起きる歯の痛みがあります。
これは関連痛と呼ばれているもので、この関連痛は神経が勘違いすることによって生じると考えられています。
通常心筋梗塞や狭心症を起こすと、心臓から感覚神経、脊髄、脳へと刺激が伝わって胸が痛いと感じます。
心臓から脳まで神経がつながっているように、奥歯や方、腕などの上半身からも感覚神経が脊髄、脳へと続いているのです。
そしてこれらの感覚神経はおおむね同じ束になって脊髄につながっているため、心臓に痛みが起きると奥歯や腕などから続いている別の神経にも刺激が移ってしまい、痛みとして感じてしまうのです。
ただこの歯の痛みには体を動かしたり、運動したときに発生するという特徴があることがわかっています。