口臭は、口の中に残った食べ物のカスなどに含まれるタンパク質が、歯周病・歯垢・舌苔などによって発生増殖した細菌により分解・発酵される過程で出るガスが原因です。
朝起きた時の口の中が一番不潔で、臭いもきついといわれますが、それは睡眠時間中は口の中に水分が入ることがなく、殺菌能力がある唾液も出ないことから常に口の中が乾いた状態になっていて、細菌が増殖しやすい環境になっているからです。
また、緊張や不安などの感情が出やすい人から、よく「口の中がカラカラになった」というセリフを耳にします。
身体を緊張させる交感神経が優位に働く場合は、ネバネバした唾液が分泌され口の中の粘り気が強くなってしまいます。
ネバネバ唾液はサラサラ唾液に比べて分泌量も少なくなるため、口の中が乾いているような感じになり、細菌が増殖しやすい環境になってしまいます。